#blog2navi() 文化のアーカイブになるニコニコ動画 †面白いエントリーがあったので書く。 アーカイブとしての「新検索β」 †「新検索β」に見る、ニコニコ動画と図書館の未来 http://d.hatena.ne.jp/dergeist/20131104/1383578394 まとめると、
大変面白い指摘だ。 文中、「つるぺた」の誤用がどのように広まったか考察している。ニコニコ動画が、若者文化を考察する際に、一つの巨大な資料室になっている。 ニコニコ動画データ公開 †ニコニコ動画は単なる一営利企業にも関わらず、そのようなデータの公開に熱心だ。 今年の5月に、ニコニコ動画のデータセットが公開された。 http://www.nii.ac.jp/cscenter/idr/datalist.html 2007年から2012/12月までのニコニコ動画の動画情報とコメント情報の全データ公開された(個人情報特定に繋がるデータは削除されている)。 動画情報は800万、タグ情報は4000万、コメント情報は24億件ある。 「つるぺた」の例以外にも、ニコニコ動画に特徴的な言葉が、どのように使われたか、言葉の意味の変遷やどのようなタグと一緒に使われているか、調べることが出来る。 例えば、このグラフは、コメントの中で88888というコメント(拍手を表す)がどのくらい使われているか、月別にまとめたグラフだ。 2008年に使われた後、2009年に一旦使われなくなり、その後爆発的に使われるようになった。どうやら、生放送で使用されたことで普及に火がついたそうだ。このような形で若者文化がどのように広まったか、ニコニコ動画のデータセットを使って調べられるようになる。 より簡単に使えるように。 †確かに、ニコニコ動画のデータセットが公開されたが、データのみが公開されたため、まだまだ使い勝手が悪い(コメント情報は圧縮状態で24GB程度ある)。 それらを使いやすくしたサイトがこちらだ。 ビックデータ解析用のシステムHiveを使って、コメント情報や動画情報の検索や分析が出来る(お金がかかるから土日しかやってない)。 例えば、「つるぺた」とコメントされた動画を抜き出し、そのタグを調べれば、いつ本来の意味からズレたのか分かるだろう。 ニコニコデータ分析研究会というものがある。 †上に上げたような研究をやっている研究会がある。 『ニコニコ学会β データ研究会』がそれだ。 今度の11/10に第三回の研究会があるそうだ。 興味があれば参加したら良いだろう。 http://atnd.org/event/E0020227 Category: [ニコニコ動画] - 02:51:23
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