[[書評]]
|書名|インディヴィジュアル・プロジェクション|
|著者|阿部和重|
|出版社|新潮社|
ー帯よりー映写技師オヌマの<闘争日記>は暴走する。
次第にあらわになるスパイ塾生としての過去。
プルトウム239と謎の映画フィルムをめぐる
ヤクザと旧同士との苛烈な心理戦、肉弾戦。
刻一刻とテンションを増す騒乱の日々を
オヌマはサヴァイヴァルできるのか?
強烈な知的スリルで現代文学の臨海点を示す傑作長編~
まず、何より帯と表紙が格好いい(人によってはイヤらしいと思えるかも)。何だかつい手に取って見てしまいたくなるデザイン。全部で200頁くらいですが140頁くらいまではテンションを上げながら読めた。
後半の40頁で少しややこしくなって考えながら読んだ。あんまり言うとネタバレになりますが、結構面白いです。ただ、私は渋谷という街の雑踏具合も空気も知らないので渋谷の日常としてはピンとは来なかった。

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